結婚指輪を扱っている海外ブランドと聞いて、多くの人が真っ先に思い浮かぶのはフランスでしょう。フランスのジュエリー文化は世界屈指のもので、デザイン・クオリティ共にトップクラスです。またアメリカのブランドも日本で非常に人気が高く、定番のアイテムとして広く知れ渡っています。
ところがドイツのブランドとなると、知名度的には寂しい物があるのは否めません。ではドイツ発のブランドのジュエリーは質が落ちるのかというと、大きな間違いです。
そもそもドイツは、職人の国です。職人の国というと日本も負けてはいません。非常にレベルが高く、世界各国から「メイド・イン・ジャパン」を求める人がいるほど。しかしドイツの職人も非常にレベルが高く、昔から質の高いアイテムを次々と生み出してきました。さらにドイツの職人は非常に地位が高く、多くの人から尊敬されています。ドイツが手掛ける結婚指輪の質が悪くなるのは、考えられない話と言えるでしょう。
中でも注目したいのが「シュヴァルツヴァルド」。日本語で言えば「黒い森」です。大変怪しい名前ではありますが「黒い森」にジュエリー工房が集結しています。結果「ジュエリーの街」として目覚ましい発展を遂げ、街どころか国を支える柱となりました。
ドイツの結婚指輪は、基本的に鍛造です。指の材料となる地金に圧力を加えて伸ばすことにより「鍛えて」、製造する方法になります。地金を鍛えることにより素材はより強固なものとなり、大変頑丈な指輪に仕上がるのです。
デザインの傾向としては、他の国のブランドと比べるとシンプルよりではあります。ただ所々に工夫が施されているため、「どこにでもある指輪」という印象はありません。ファッション性は非常に高く、ちょっとした「オシャレ」も楽しめる仕様です。値段はピンキリではあるものの、安い物ならば15万円少し超える価格で購入可能。少々高めの設定ではありますが、一生使うものと考えればお買い得価格と言えるでしょう。